前回の記事に続いてWSL2 へアップグレードを行います。
アップグレードに関しては下記を参考にしてアップグレードを行いました。
【参考】Windows 10 用 Windows Subsystem for Linux のインストール ガイド
WSL2 へアップグレード
WSL 2 へアップグレードする前に、「仮想マシン プラットフォーム」 オプション機能を有効にする必要があります。
「仮想マシン プラットフォーム」 オプション機能の有効
管理者として PowerShell を開いてください。
PowerShell を右クリックすると「管理者として実行する」が表示されますのでクリックしてください。
PowerShell が立ち上がりましたら下記コマンドを入力してください。
dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart
上記コマンドを実行。
「操作は正常に完了しました。」と表示されればOKです。
一度 Windows を再起動します。
再起動後、再度 PowerShell を管理者として開きます。
WSL 2 を既定のバージョンとして設定する
新しい Linux ディストリビューションをインストールする際の既定のバージョンとして WSL 2 を設定します。
下記コマンドを実行します。
wsl --set-default-version 2
エラーが発生しました。。
エラー:0x1bc
エラーの原因に悩みましたが、参考としたインストールガイドでは Linux ディストリビューションをインストールしていないことを前提としたガイドでした。
私の環境はすでに Ubuntu がインストールされている環境でしたのでエラーが出たようです。
念のため確認
wsl -l
Ubuntu がインストールされていますのでこの場合は下記コマンドを実行します。
wsl --set-version Ubuntu-18.04 2
今度はエラーもなく変換が開始しましたのでしばらくお待ちください。私の環境では1分ほどで終わりました。
カーネルコンポーネントの更新
上図には「カーネルコンポーネントの更新が必要」と表示されていますので、表示されているサイトへアクセスします。
赤枠内のリンクをクリックすると「wsl_update_x64」がダウンロードされます。
実行してください。
上図の画面が表示されますので「Next」をクリックします。
ファイルのコピーが開始します。
「Finish」をクリックしてください。
終わりましたら再度下記コマンドを実行します。
wsl --set-version Ubuntu-18.04 2
次に WSL 2 を既定のアーキテクチャにしたいので下記のコマンドを実行します。
(冒頭でエラーが出たコマンドです)
wsl --set-default-version 2
上図の表示がされればOKです。
これで WSL2 が既定のバージョンとして設定されました。
WSL2の設定確認
WSL2 に本当に設定されているか確認をします。
wsl --list --verbose // 「--verbose」オプションは WSL2 から使用できるオプションです。
赤枠内が「2」となっていますので、WSL2 へ設定されています。
Ubuntu の起動
Ubuntu の起動確認をします。
スタートメニューより Ubuntu をクリックしてください。
無事に Ubuntu が起動しました。
あとは再度 WSL でRuby on Rails の環境を再構築したいと思います!
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