Mac にて OpenCV の開発環境を構築する

Mac

Mac にて OpenCV を利用するにあたっての開発環境構築の際の手順を備忘録として残したいと思います。

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OpenCV の商用利用について

OpenCV (C++)

将来、商用利用に使用するかは別として、事前にライセンスについて把握することは重要だと思いますので私なりに調べてみました。
(あくまでも私が調べた内容ですので、参考程度と捉え使用されるご本人でご判断ください。なお本記事で発生するいかなる損害についても、一切責任を負いかねますので予めご了承ください。)

OpenCV は以下の2種類があります。

◆main モジュール
 成熟されたライブラリ群でありフリーのため商用利用可能

◆main モジュール + contrib(extra) モジュール
 contrib(extra) は開発中のモジュールであり、フリーで商用仕様ができないものも含んでいる

main モジュール + contrib(extra) モジュールを商用利用で使用する際には注意が必要です。
また C++ で書かれているため高速に処理ができますが、デメリットとしてソースコードをダウンロード後に自分でビルとする必要があります。

OpenCV-Python

事前にビルドされた OpenCV をPython で使用できる便利なパッケージです。
もともとは非公式なプロジェクトでしたが、今は公式に認められたプロジェクトになっています。
 ※参考 https://opencv.org/opencv-python-is-now-an-official-opencv-project/

合わせて OpenCV-Python の 「contrib」には商用利用ができないものにはインストールされない設定がされています

そのため 最新のOpneCV-Python であれば、 「OpenCV」 でも 「OpenCV + contrib」でも安心して商用利用ができます。

※注意点
 フリーで利用できると言えども「特許保護されているかどうかという点」は別話となります。
 [non-free]と書かれていないからと言って、商用利用ができるとは限りません。
 そのため商用利用を考えている場合には、アルゴリズムやモジュール毎に特許保護の確認をすることが重要です。

OpenCV 環境構築

pip を使用して OpenCV をインストールする

pip install opencv-contrib-python

上記は contrib(extra)モジュールも含めてのインストールとなります。拡張機能も含まれるため気軽にOpenCV を試したい場合は上記コマンドを実行してください。
※上記写真は pip3 にてインストールしています。

もし mainモジュールのみをインストールしたい場合は以下のコマンドを実行してください。

pip install opencv-python

OpenCV がインストールされたか確認する

ターミナルを起動してください。

ターミナルにて以下のコマンドを実行してください。

python -i

Python のインタラクティブモードで実行されます。
以下のコマンドを実行してください。

import cv2

エラーがでなければ OpenCV は無事インストールされています。
バージョンを確認するため以下のコマンドを実行してください。

print(cv2.__version__)

バージョンが確認できたと思います。

確認できれば以下のコマンドでインタラクティブモードを終了します。

quit()

以上で完了です。

最後に

これで OpenCV が使用できる環境が構築できました。
昨今、画像処理技術はAI技術と並んで需要のある技術となっています。
OpenCV を利用すればその画像処理技術を手軽に試すことができますので、ぜひ使用してみてください!

※参考情報

pip インストール方法

もし pip がインストールされていないようでしたらまずは pip をインストールしましょう。

get-pip.py をダウンロードしてインストールする方法と、homebrew にてインストールする方法があります。

#get-pip.py にてインストール

curl https://bootstrap.pypa.io/get-pip.py -o get-pip.py

上記を実行して、ダウンロードしたディレクトリへ移動して以下のコマンドを実行します。
※上記のコマンドを実行してから移動していなければそのままの状態で以下のコマンドを実行可能です。

python get-pip.py

これで pip のイントールは完了です。

#homebrew にてインストール

homebrew はパッケージマネージャーソフトです。

これは nodeやrbenv、git などウェブ開発に欠かせないパッケージを簡単にインストールしたり管理することができる機能です。

Homebrew
The Missing Package Manager for macOS (or Linux).

ホームページにいき、上記のサイトに記載されているコマンドを実行することで homebrew がインストールされます。

homebrew がインストールされたら brewコマンドにて python(pipを含む)をインストールします。

brew install python@3.9

「@3.9」@以降はがバージョン指定となりますが、つけなければ最新バージョンが自動的にインストールされます。

インストールが完了しましたら、PATH を通す必要があります。

まずは、ホームディレクトリに .zshrc ファイルがあるか確認をしてください。

隠しファイルになっていますので、通常 Finder では表示されませんのでまずは隠しファイルを表示させます。

隠しファイルは下記ショートカットで表示されます。

「 shit + command + . 」

ファイルが無いようでしたら作成をしてください。

作成をしましたらそのファイルにて以下の PATH を記載します。

export PATH="/usr/local/opt/python@3.9/libexec/bin:$PATH"

これで PATH の設定は終わりです。

設定の確認をします。

which python3

※Mac では バージョン3系を使用する際には明示的に入力しないといけないため 「python3」と入力してください。

/usr/local/bin/python3

が返ってくれば homebrew で python3 が使えるようになっています。

念の為 pip も使用できるか確認します。

which pip3

バージョンも確認しましょう

pip3 -V

以上で設定は終わりです

pip3 homebrew どちらで設定をするべきか

紹介しましたどちらの方法でも問題なく機能はしますが、あくまでも私個人の見解ですが homebrew にて設定する方法をおすすめします。
理由は簡単にインストール・設定ができるためです。
もし homebrew にてうまくインストールできなかったり、何らかの理由でhomebrewが機能しなかった場合に get-pip.py にて設定するのが良いと思います。

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